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世界をひろげ
海外事情





第一号 : 満州紀行




増田陽一(協会理事)

2008年5月、中国のテレビはどのチャンネルも、四川大地震のニュースばかりでした。しかし政府幹部の現地視察の宣伝ばかりで、日本に帰ってから正確な内容が分かった次第です。
今回は北朝鮮との国境沿いを北上し、ロシアとの三つの国の三角点まで行きました。川を隔てた向こうは北朝鮮で、子供でも渡れそうです。そこは新緑の中国と違い赤茶けて埃っぽく、急勾配な山の上まで開墾されており、貧しさが伺えました。小型バスを何度も乗り継いでやっと着いた延吉は40万人の大都会でした。朝鮮族が60%住み、街はハングル文字が中心で韓国語が飛び交っていました。ご一緒した77歳のMさんは大変元気で何かと助けられてばかりでした。毎日近代史(満州)の講義を受け、韓国めしを食していました。北朝鮮の写真を添付します。


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