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三重豪NZ協会メールマガジン                          

  季刊 サザンクロス三重

         
Southern Cross MIE

                 
                
                 2018年秋号(通号7号)   2018年12月4日発行


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もくじ

国籍とルックス                    佐伯 富樹

タスマニア研修旅行をふりかえる         玉置 真由子

三代フランス旅行    天野 美保子・伊藤 雅子・真悠子・恵梨奈




国籍とルックス   佐伯 富樹


 テニスの大坂なおみ選手の活躍で、国籍とルックス(見た目)ということが、最近また話題になってきました。国籍とルックスに関係する問題は、文化論も含めて古くて新しいテーマです。

 簡単に言うと法的には、外国人とは、日本の国籍を有していない人です。このため、ルックスで、日本人とか外国人とは判断できないのですが、日本人の場合は、そのように思えない方も多くおられるようです。

 島国の日本は、近年、父親または母親が日本人ならば、日本人という両系平等の血統主義に代わりましたが、今でも単一国籍主義を採用しています。しかし、世界には、生まれたところを重視する出生地主義があることは、ご存知だと思います。この二つの主義があれば、当然、グローバル化などにより、国境の壁が低くなり、人々の交流や物の行き来が盛んになり、「ハーフ」と呼ばれる人や多重国籍の子どもの誕生が増加してくるのは当然です。

 出生地主義を採用している国は、当然、移民国家のアメリカのように多民族国家になります。アメリカの国籍をもちながら、一生、英語を話さず書くこともできなかったアメリカ人を、私も知っていますし、現在でも数多くの人がいます。ルックスから、アメリカ人と判断することは不可能ですし、判断しようと思うこと自体がおかしなことです。

 昔むかし、シアトルのグレイハウンドバスの切符売り場で、ルックスが「日人」よりも「日本人」らしいスタッフの方を相手に、遠距離の往復切符を購入するのに、私のつたない英語が通じなくて、四苦八苦したことを思い出します。

 国籍は、国家と個人を結ぶ絆です。このために国家への忠誠などがとくに言われますが、例えば、兵役義務の関係とか、あるいは公権力行使のテーマからも国籍が取り上げられます。国会議員の国籍、国家・地方公務員の国籍の問題など、多方面で取り上げられ話題になり検討されてきています。

 昔から、モデルの皆さんの活躍により「ハーフ」という表現をよく耳に目にしてきました。最近は、アスリートの活躍から国籍が注目を浴びるようになってきました。いわゆる「ハーフアスリート」を呼ばれる人たちです。陸上界のサニブラウン選手、ケンブリッジ飛鳥選手、野球界のダルビッシュ有選手、アドゥア誠選手など、多く選手があげられます。最後のアドゥア誠選手は、ご存じでない方もおられると思いますが、父親がナイジェリア人の広島カープの投手です。私がカープファンなのでお許し下さい。

 これも昔のお話ですが、北海道のある町に住んでいたアメリカ人の方が、町内のお風呂屋さんへ行ったところ、入浴を拒否されました。外国人だからと言われたそうですが、このアメリカ人が、その後に日本の国籍を取得し、「日本人」として、再度そのお風呂屋さんに行きましたが、また入浴を拒否されました。このように考ますと、お風呂屋さんにとっては、「国籍」ではなく人種が違うことによる「ルックス」が問題だったことが分かります。

 現在、NHK番組「あさイチ」のレポーターとして活躍している「副島 淳」さんは、ルックスからは外国人ですが、日本の国籍をもっている日本人です。いわゆるアメリカ系日本人です。ルックスから分かるように、お父さんはアフリカ系アメリカ人です。モデルの方やアスリートの方と同じように、このような仕事をもっている方が、日常的に「お茶の間」で活躍すれば、「国籍」とか「人種」へのこだわりは少なくなるのではないでしょうか。

 「グローバル化」と言われる時代に生きている私たち、そのように思うのは不思議ではないと思います。結局、大坂なおみ選手の言うように、「私は私」なのですから。

                                         以上、
(2018年10月29日)


【筆者紹介】:さえき とみき、三重県立美術館友の会副理事長、三重大学名誉教授、三重中京大学名誉教授。




タスマニア研修旅行をふりかえる   玉置 真由子

         

「私達をタスマニアに連れて行って下さい」ゼミの仲間で宮本先生にお願いしたことが、この旅のきっかけだった。宮本先生のもとで学んでいた私たちが、タスマニアに興味を持つようになったのは自然な流れで、先生は快く受け入れてくださった。

 タスマニアでの仕事に学生5人が同行する形で旅の準備を進めた。旅行会社のツアーではなく、飛行機、レンタカーの手配から向こうの大学の先生や学生との連絡等、自分達で計画する旅は面白く、いくつかの思いがけない出来事が起こった。

 「宮本先生を一人残して、学生は先に日本に帰る」という問題。

 大学4年生の冬であり私たちは皆とても多忙であった。先生がタスマニアでの仕事の予定を終えられるまでの長い期間を先生と共に滞在することは困難だった。結局、先生は仕事があるので残られ、私達は先に帰ることになったのだが、このことについては、私たち学生で何度も話し合いをする事態となった。

 私達は、ホバートという港町に滞在した。ホバートはヨーロッパのおとぎ話の中に出てくるような古い建物が立ち並び、とても温かい雰囲気で、私はすぐこの街が好きになった。

 先生についてタスマニア州の首都ホバード市役所、タスマニア大学人文学部を訪問。またユニバーサルデザインに配慮した大学の諸施設を職員により案内してもらった。

 ロンセストンでは大学太鼓クラブの練習を見学した。

 空いた時間は、石造りの建物の立ち並ぶサラマンカ・プレースでマーケットを見て歩き、フィッシュアンドチップスを食べ、ワインを飲んで、街を散策した。また、レンタカーや観光バスツアーで世界遺産のポートアーサー等を訪れたり、タスマニアデビルをホバード郊外のボノロング野生動物園で見物。動物との触れ合いを楽しんだ。

 次のような忘れられない出来事もあった。

 私達は大学の先生の空いている家に滞在させていただいたのだが、初日の夜、住所を聞いてタクシーで向かい、付近で降りたもののどの家か分からず探していたら、突然犬の鳴き声と男性の怒鳴り声がしたのだ。早口の英語で聞き取れず、誰かが「泥棒か何かと間違われているのかも」、「タスマニアは銃社会かも」、「撃たれるかも」と言い、皆で固まってどうしようと震えた。「家を探している」と恐る恐る訪ねて何とか意を伝えることができて誤解は解けたのだが、この時はとにかく怖かった。

 この旅を通して、タスマニアの自然や人と関わり、日が経つにつれ英語が聞き取りやすくなってきたことから、もっと英会話ができるようになりたいと思ったし、何よりもこのゼミの仲間で旅したことがかけがえのない一生の宝物になった。この仲間も今は別々の場所でそれぞれ仕事や家庭を持って過ごしている。何かあれば連絡をとり、久しぶりに会うとタスマニアの話が出たりする。今、振り返るからこそ本当に貴重な時間だったと思えるし、あれこれ考えず、自分の思うままに動くことが大事なときもあるのだとの教訓も得ることができた。


【筆者紹介】たまき まゆこ、三重豪NZ協会新理事、市役所勤務、2003年2月にゼミの担当の宮本忠教授(三重豪NZ協会会長)に同行し、タスマニアを訪問。




三代フランス旅行(2018年8月27日から9月3日まで)
                        天野 美保子・伊藤 雅子・真悠子・恵梨奈



チケット  年に何回もヨーロッパへ行く友人に飛行機のチケットを「どうやって買っているの」と尋ねたら、インターネットサイトを紹介されました。スマホで簡単に予約できることに不信感がある私はHISにて購入。インターネット時代到来からの海外旅行初心者につき、なんだか不思議な感じがしますが。しかし、ホテルを予約するのには使わずにはいられませんでした。夜寝る前にスマホでホテルを検索して、にらめっこばかりしているとパリのホテルがどんどん埋まっていきます。それに旅行会社で聞いた値段よりも安く泊まれます。不安が残ったものの、サイトを毎晩見ていると不信感もどこかへ行ってしまい、私も予約。

 きちんと予約できているもんですね。口コミも参考になりますし、とっても便利でした。次回も利用しようと思います。今では「雅子さん、前回の旅行から○○経ちました。次回の旅行の予定を立てましょう」「雅子さん、この週末パリにお得に宿泊できます。」とすてきな気遣いをしてくれます。

 ナヴィゴ・ミュージアムパス  大活躍したのが地下鉄・バス乗り放題のナヴィゴパス。一週間乗り放題のパスです。これを駆使してパリの町を散策できました。ヴェルサイユ宮殿にもこれで行けます。ロワッシーバス(オペラガルニエとシャルルドゴール空港を結ぶバス)も乗れますので、絶対便利です。ミュージアムパスはチケットを並んで買わなくてもすみますし、これも便利です。

 パリの人は優しい  シャルルドゴールに着いたのは夕方ですが、ナヴィゴパスやミュージアムパスを買ったりしていたらかなりの時間が過ぎてしまいました。観光客も少なくなって、ロワッシーバス乗り場を探してうろうろしてました。地べたに座っておしゃべりしていたおじさんたちが、こちらが困っているのを見て「何処に行きたいのか」と通り過ぎたバス乗り場を親切に教えてくれました。妹が「フランス人ってめっちゃくちゃ優しい~~~♪」大声。

 疲れた、飽きた、ミツバチいっぱい  二日目はヴェルサイユ宮殿。少し部屋を見て回った時点で、妹が、「同じ部屋ばっかり」、「さっきも見たね」、別の部屋だけど同じ部屋に見えるらしいです。そして「外行こう」。私も母も以前来ているので、こども達の為のヴェルサイユだったので、子どもに合わせて15分ほどで庭に出ることにしました。

 プティトリアノンへ向かう途中、ランチをしに庭園のレストランへ。心地いい日だったので外の席へ座りました。しかし、ミツバチがたくさん飛んできます。ボーイがコーヒーの粉に火を付けたミツバチよけを持ってきてくれました。多少改善されましたが、、、おとなしくミツバチとともにランチを楽しみました。(パリの町にもミツバチがたくさん飛んでました)

 プティトリアノンでも疲れたらしく、娘二人は「ママ達だけで行ってきて」とベンチに座りこみました。マリーアントワネットの農村へは母と二人で探索することに。

 煙注意報  娘達がフランス旅行中、いつも言っていた言葉です。日本で今では歩きたばこをしている人に出会うことはあまりないですが、ヨーロッパにはいまだにたくさんの人が居ます。もしかしたらたくさんではないかもしれませんが、煙がふわ~と広がるのでそこら中に蔓延しています。「煙注意報発令中!」と言っては追い越し、追い越し、パリではかなりの早足で歩きました。私の留学していた20年前と余り変わってないような。ただ分煙はしっかりされているようでした。建物の中では禁煙です。カフェやレストランでは外の席は喫煙できて、中ではNGです。しかし、たいていのお店はドアを開けっ放しで営業してますので煙が入ってきます。憂~~ん、煙注意報はなかなか解除されません。

 安心してください、履いてますよ  オルセー美術館での恵梨奈の感想ひとこと。
「ママ安村(編集注;コメディアン)がたくさん居るね。」角度を変えて見えそうで見えないアングルでも、この彫刻達は履いていませんけどね。子どもと行くといろいろ楽しめます。

 TGVに乗ってアルザス地方へ  以前訪れてもう一度行きたいと思っていたコルマール。すてきな町並みを堪能できて大満足でした。しかし、下調べがしっかりできていなかったようで、次回は気をつけたいことが一つ。TGVには安いウィーゴというラインがあって、これに予約できると3分の1くらいでTGVに乗れます。窓口では一切販売してないので、事前にインターネットで登録して予約するといった仕組み。片道120ユーロ×4人払ったけど、格安チケットが買えれば40ユーロ×4人でした。窓口では「120ユーロ払います」と言ったところでその便のチケットは販売してないのでいい時間のTGVには乗れず1時間以上待ちました。

 パリのホテル事情  パリのホテルは狭くて高い。まさに今回はこれを思い知る旅行になりました。スーツケースも満足に開けられない狭さ。オペラガルニエが見えるほどの立地条件は抜群の三つ星ホテル、決して安くないけれどゆっくり旅の疲れを癒やせるようなホテルではなく、「ホテルに帰りたい」と思えるような所ではなかったです。子ども達は何も感じてなかったと思います。私も少し若ければ寝られればいいと思っていたに違いない。次回のホテル選びは贅沢をしたいものです。私も年を取ったな、と感じています。

 パリの物価、治安  とにかく高かったです。日本ほど安くておいしいところはない、と感じることができました。旅行中はモノプリなどのスーパーで買ってホテルで食べることも多かったです。レストランのあたりはずれを考えると安くて安定したおいしさでした。私が留学していたころによく出会ったスリ集団やジプシーがあまり居なかったような気がします。観光地では(シャンゼリゼなど)機関銃を持った強そうな軍人がパトロール。パリでのあの大きなテロのあと、至る所をパトロールしているみたいです。警戒がすごいからなのか、夏休みですでに大もうけしたからか、本当に危険なスリ集団に出会うことはなかったです。

 フランス人は熱々が食べられない  フランス留学時代のお友達がパリに住んでいるので待ち合わせ。ビストロでフランス料理を楽しむことに。「フランス人は熱いものが食べられないの」私が頼んだオニオングラタンスープを彼女が「くれぐれも熱々で出してね」としっかり注文したのに出てきたものはなんとなく食べられないほどではない熱さ。彼女もどこの店でも「熱々で出してね」と注文するそうです。そう言ってても冷めて出てくることもあるし、なかなか熱いものが出てこないそうです。彼女の恋人の話を聞きながら味の濃いオニオングラタンスープを食べました。「プロポーズを待ってるの」と言っていたら、その夜のラインに「プロポーズされたよ」と入りました。私は幸運を呼ぶおんなです。そこでちょっとした結婚事情。フランスは離婚がとても大変らしいです。子どもが居ると取り決めやらでなかなか離婚の話が進まないので、結婚をしたがらないみたいです。なので結婚しないカップルが多いそうです。離婚したら子どもは1週間はママ、つぎの1週間はパパ、と行ったり来たり。それにママとパパもそれぞれに新しい家族や配偶者が居たりするのですが、それでもその家族を行ったり来たりするみたいです。

                                  (伊藤 雅子)

追記

 木組みの町、コルマール  町並みはドイツのローデンブルグ。そして水路はイタリアのヴェニス。3,4階建てでパステル調のかわいらしい家が並び、バルコニーには花、ウィンドウの軒先には看板がぶら下がっている。どの店も凝っていて、見ているだけで楽しいし、絵になる町だ。マカロン、クッキー、キャラメルとスイーツの店がいっぱい。ついついあれもこれもと買ってしまった。パリのホテルとは違って、2LDKのアパートの1室に泊まる。窓から木組みの家並みを見て、狭い石畳の道をかっかと観光用の馬車が行き交う音を聞き、そして部屋では孫達の笑い声。幸せな時間。

 最後の夜はエッフェル塔  ライトアップの時間には少し早いのでぶらぶら散歩しながら塔を目指す。途中新設らしき公衆トイレあり(無料)。3人ほど並んでいたので待つことに。用を済ませた後、ドアを閉めると赤になり青になるのに時間がかかる。次の人はすぐには入れない。よく聞くと、水の出る音、ブラシの音など聞こえてくる、なるほど。。。。自動掃除をしているのだとわかる。そうこうしているうちにエッフェル塔がきらきら輝き始めた。9時になったのだ。5分間の輝きだったが、パリ最後にふさわしい夜になった。気がつくといつも遅れが生じ、小走りの旅でもあった。

       (天野 美保子)

 8月27日~9月3日までフランスに行きました。とくに、思い出に残ったことはがいせん門に行ったことです。意外と大きくてビックリしました。のぼった景色はすごくきれいで、日本と全くちがいました。エッフェルとうも見にいきました。でも、東京タワーを見たことがなかったので、大きいのか分かりませんでした。モナリザを見に行った時は、モナリザが意外と小さくて、びっくりしました。コルマールは、木組の家でした、私も木組の家にいつか住みたいと思いました。ヴェルサイユ宮でんにいきました。お家がでかすぎて全部はまわれなかったです。宮でんの中に入っているレストランでは、お肉を食べました。すごく美味しかったです。でも、ハチがよってきました。そしたら、レストランの人がハチが来なくなる、けむりをおいてくれました。でも、それがすごく、くさかったです。レストランの人は、優しかったです。フランス旅行はすごく楽しかったです。

(伊藤 恵梨奈)

【筆者紹介】 あまの みほこ、ボランティアと花、果物、野菜の手入れで多忙。いとう まさこ、白百合女子大学卒、Universit catholique de l'Ouest、に留学。まゆこ、中学2年生。えりな、小学5年生。全員名古屋市在住。




フォーラム開催について

 三重オーストラリアニュージーランド協会は、網膜色素変性症協会三重支部と共催
で下記のようなフォーラムを準備中です。多数のご参加をお待ちしております。

  テーマ   みんなの広場 松阪 -海外旅行とユニバーサルツーリズム

  開催日時  2019年3月17日(日) 午後

  会場    カリヨンプラザ(松阪市役所近く)1階会議室




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