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会長の目


第10回豪NZ親善交流旅行と大震災その1〜報告に当たって

     宮本忠(会長)・由子(理事)



当三重オーストラリア・ニュージーランド協会の記念すべき第10回協会親善交流旅行の直前、
ニュージーランド・ガーデンシティであるクライストチャーチにおいて、マグネチュード6.3の直下型地震が発生した。
2011年2月22日のことである。

クライストチャーチの中心であるランドマーク(中心目印)でいくつものビルが崩壊し、
日本人留学生を含む多数の死傷者が発生した。

        わが協会の旅行は、今や、多くの人に注目されるようになってきている。
航空機を含め、原則として、モーテルやホテル、レンタカーを、自分たちで立案、選定し、
かつ実践することを旨としている。旅行申し込みの際には、申込者に、〔提案などのお願い〕という文書をわたし、
次のことを確認するようにしている。
「本旅行は、自己責任が原則である。個人を前提にした集団旅行である。自主性をおもんずる
手づくりの自由な旅行である。質問、意見、アイデア、提案は、いつでも歓迎である。それをみんなで議論し決めましょう」。
今回は、旅行目的「安全・安心・節約および美しき出会いと創造」を達成するために、旅行実施委員会を設置した。
そして次の役割を持つ委員を配置した。実施委員長、会計、美化、宿泊施設、そして記録。

航空機の選定に当たっては、次のことを考量した。安全と安心性、快適性、節約、代金、
発着地、経由地、飛行時サービス。そして大手のKツーリストを通じて、シンガポール航空を選定した。

旅行予定の概略は、次の通りであった。

旅行のハイライト:
直下型地震被災地クライストチャーチの街の状況とフラワー・ガーデンシティの行方の見聞、
サザンアルプスを山岳観光列車トランズアルパイン号で横断、ウエストコーストへ、
きらめくフォックス氷河ヘリハイクとミラー(鏡)湖・レイク・マセソン一周、
そしてレンタカーで、南島西海岸と山中の秘湯(ひとう)和風マルイア温泉とその周囲の山林の散策。

時および宿泊: 
2011(平成23)年3月11日 金曜 〜22日 火曜
機内2泊とモーテル9泊

主な訪問予定の方位:
北半球;
セントレア 北緯 34度、東経 136度。 
シンガポールチャンギ空港 北緯 1度17分、東経 103度51分。ほぼ赤道の真上(まうえ)。
南半球;
マルイワ温泉 南緯 43度
クライストチャーチ国際空港 南緯 43度31分48秒、東経 172度37分13秒
アカロア 南緯 43度、東経 172度。
リトルトン 南緯 43度、東経 172度。
フォックス氷河 南緯 43度27分52秒
ティカポ湖 南緯 43度53分、東経170度31分。
アーサーズパス 南緯 42度、東経 171度。

本稿は、旅行直前に、旅行目的地の一つであるクライストチャーチにおいて、大地震が発生するという
大事変に加えて、旅行目的地に向かうさ中に、東日本大震災が起きるという二重の大地震に直面しながら旅行した記録です。以下、当協会ホームページに逐次、連載の予定です。




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