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会長の目


NZ網膜色素変性症協会訪問記1

本年、ニュージーランド旅行に出かけたついでに、6月24日、オークランド網膜色
素変性症協会(RETINA NZ)会のフレーザー会長を訪ねた。JRPS 三重の河原会長から
「2018年にニュージーランドにおいて網膜色素変性症に関する世界大会が開催さ
れる。ついては、JRPS三重も参加予定なので三重豪NZ協会の支援よろしく」との申し
出がすでにあり、その可能性を検討するためフレーザー会長を訪問したのであった。
会長などの電話番号は日本を発つ前にあらかじめ調べてあった。
彼とはホテルから連絡をとり、オークランド大学のユニバシティ・ハウスにおいて
13時から45分まで会見できることになった。ホテルからは歩いて30分ほどで
大学に着いた。この大学はNZで最大の大学である。かつて、ここで研究生活をしようかと
考えたこともある大学であり、感慨深く思いだしながらキャンバスに入った。
会合時間の13時前まで1時間ほどの余裕があり、大學の学生食堂で昼食をと
ることにした。由紀さんは野菜たっぷりの香港ヌードル、僕はインドカレーを注文。
ミディアムだったためか、からくはなかった。学生食堂といっても量は大盛である。
これは街のレストランと同じ。味もまあまあ、ロングライスであった。で、ゆっくり、
元気に動き回る学生たちの中に交じってたっぷりいただいた。
会長との会話は次の通りであった。結論からいえば、2018年の世界大会のプログ
ラムはかなり議論が進められている感じがした。大会はオークランド大学を拠点に行う。
世界から大勢の参加があるのでホテルが手配できるかどうかが課題である。
ソーシャルプログラム(参加者の観光など)については、「カオリの森ツアー」など
を考慮中。「カオリの森」とは、NZ北島の太古からの神宿る巨木の森。ツーリスト会
社と協議中である。参加国からの一般会員とNZの会員との交流についても考慮中。日
本において開催されたときの世界大会のときのアトラクションも参考にしている。夕
食パーテーのときに参加者全員で輪になって民謡を踊ったときの楽しかった記憶があ
る。また、千葉のホテルの水泳プールでおよいだこと、新幹線に驚きびっくりしたこ
となども快活に話してくれた。また、最近の日本ラクビーの世界的な活躍や「五郎丸
人気」にも触れられた。会長さんは青年時代ラクビーの選手だったという。また、今
年度の「世界大会台湾」のことにも言及され日本から「おおくの会員さんが参加する
のですね」ときちんと情報を得ておられることに感心。そして2018年のオークラ
ンド大会のときの日本人の参加における通訳についてアドバイスされた。
「NZでは通訳料金が高い。オークランドには日本人がたくさん住んでいるので、
その人たちに依頼する方がベターではないか」。

追記:コーヒのサービスがあったとき、会長さんはゆっくり両手をテーブルにはわせ
ながらコーヒカップを確かめてから、コップを口にもっていかれた、と由紀さんは話
してくれた。僕はそそっかしいのでときどきコップをひっくり返すことがある。みな
らわなくちゃ。




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