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第3回オーストラリアフレンドシップ講座(報告)


タイトル「オーストラリア基礎知識」


日時 2013年3月10日 午後2時〜3時15分     

講師 大野福代(協会理事)


オーストラリアの面積は世界第6位、日本の約21倍、人口密度は179ヵ国中177位(2010年)です。
ボランティアで、1か月メルボルンにおいて、2家族とホームステイしたとき、1家族はプールがある
大きな家に住んでいました。広いことで確かに住宅事情はとてもよいのですが、不安もあります。
携帯電話がない時代、隣の町に行くとき、途中で何があるかわからないから食料などをたっぷり積んで
旅した思い出があります。町の中は時速60kmでしたが、町を外れると普通の道が100kmになり、
人家のない単調な道が続くのでそれなりの運転の覚悟が要ります。
オーストラリア人は、1時間の運転はnothingと言いますが。

オーストラリアでの人とのつき合い方はまず、家に招くことです。
家に何回も招いて親しくなってから、一緒にイベントに参加したり、いろいろな場所に出かけます。
人を招くことが日常的なので家はよく手入れがしてあります。また、家族や夫婦単位でおつきあいをします。
そのため、奥さんは知っているけど旦那さんは見たことがないということはありません。
家の中もどんな部屋があるか見せてくれます。衣類がベッドに積み重なった雑然とした夫婦の部屋なども
構わずに案内してくれます。友達になると、まず、家に泊めてくれます。家の主が不在の時も家を貸してくれます。
冷蔵庫の中も使えるように半分空けておいてくれるので助かります。また、私の家族が4人日本から来たときは、
同僚の先生が、フォークやスプーン足りなかったら貸すから言ってとか、隣の人が、ふとん、寝袋、
テントを貸すと言ってくれたのはとても嬉しかったです。

1988年のブリスベンの万博で畳サイズ程のアボリジニーのアートを見てとても感激しました。
それ以来もう一度アボリジニーのアートに出会いたいという思いが次の渡豪に大きく影響しました。
絵の中にある記号のような素朴な模様も、水のありかや防風林など一つ一つ意味があります。
そして1枚の絵に込められた物語を追及すると面白いです。

次に、メルボルン出身の若者に人気があるアーティストと代表曲を紹介させていただきます。
今年の2月にSomebody that I used to knowで米グラミー賞受賞の大スターGotye。
彼は地元・津市の高田高校の交換留学プログラムでホームステイに来ていたことがあります。
次にMissy HigginsのEveryone’s waiting。彼女はオーストラリアではトップクラスの人気です。
そして、ライブ公演で来日したことがある男性5人の人気グループThe Temper TrapのNeed your love。

 最後に、ビクトリア州のハイスクールについて体験したことを書きます。
1クラスの人数はほとんど25人以下です。日本と違って休憩時間は2時間目終了時とランチタイムだけです。
そのため、1つの授業が終わると、教室から教室への大移動が始まり、授業開始がどうしても遅れます。
ランチタイムは雨の日以外校舎内に入ることは禁じられているので、生徒は広い校庭で昼食を食べます。
生徒の学校までの交通手段はオートバイ、車も可です。以下、校則の抜粋です。「最後の授業が終わるまで車、
オートバイで学校を出てはいけない。休み時間やランチタイムに車、オートバイを使ってはいけない。」以上



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