直線上に配置

JRPS三重オーストラリア旅行後援報告(その1)



当協会は本年2010年6月、標記旅行を後援、支援し、その企画、同行を行いました。以下、JRPS三重の参加者の方からお寄せいただいた感想文等を順次、掲載いたします。なお、JRPS三重は、日本網膜色素変性症協会三重支部を略したものです。

「オーストラリア旅行を終えて」

     小川正次(旅行担当;副支部長)

 

今年はJRPS三重支部(RP三重)が全国で第1号として支部を立ち上げてから15周年目を迎えた。

10周年記念行事として、ニュージーランドのロトルアを中心とした視覚障害者等との交流を行った。
視覚障害者として体験できるプランを組み入れての旅行を実施してから5年の歳月が流れた。

あの時の感動をもう一度味わいたい、との思いで今回の旅行ツアーに再度同行してもらった人が半分はしめていた。

今回は6月14日から20日まで、オーストラリア5泊と機内で1泊の旅だった。29人のツアーにゴールドコーストで幼稚園を経営されている藤原先生が合流して下さり、30名の旅行となった。

 まずは昨年の12月25日に高田短期大学にて私たちの会の役員と豪NZ協会の役員さんとの第1回目の会合を持った。会員でもあり、豪NZ協会会長の宮本先生から計画の流れをお話し頂き、海外旅行をするためには、と言うことで準備や手続きなども聞かされ、豪NZ協会の理事の畠山先生に航空券の手配についてお願いをすることとなった。

安全安心を元に安価と言うおまけが付いているため、頭をひねってもらって色々と検討に検討を加えて、2点3点と変更はあったが、これは公表せずに内部のみの情報として相談は受けたが、ご苦労をかけたことは内部事情のわかっている一部の人のみが知っていることだ。最初の計画はカウラでの宿泊3泊をメインに考えられていたが、現地でのコンタクトがうまく進まず、宮本先生ご夫妻はしびれを切らして現地へ赴き、前もって計画コースの下見に出かけて行って身を持って一つずつチェックを入れながら帰宅してから確認を取られた行程表を作って下さいました。

一時はこの旅行が成立しないのではなかろうか。と真剣に考えられたそうです。しかしどうにか纏めて下さり、5月2日には旅行の説明会が松阪の本町公会堂でおこなわれました。

このころは旅立つ直前のことでもあり、興味が深まり、みんなの心はワクワクドキドキの思いで、宮本先生の説明を一言も漏らさぬようにと、聞き耳を立てて真剣に聞いていたのではなかったでしょうか。豊富かつ新鮮なオーストラリア現地の様子を聞き、感動したものでした。

参加者の自己紹介も行い、初めて顔を合わせた会員さん、付き添いの人たちとも溶け合い、出発前の夢を語り合いました。

私は、出発までに少しでも情報をもらって頂こうと41通のメール送信を行い、メールのない人にはファックスにて周知させて頂き、いよいよ出発の日を迎えた。

それぞれ大きなキャデーバックを持ち、荷物とともに夢を沢山持ってセントレアへ6月14日の14時に全員笑顔にて集合した。

ここからいよいよ旅立つこととなった。そして20日の21時頃にセントレアへ無事帰国した。

旅先での沢山の思いではあった。それは別の機会にして、ここでは参加会員さんの報告を見せていただくことにする。

 この旅行に対して企画運営設定とお世話をおかけしました豪NZ協会の人たち、まずは宮本先生ご夫妻に感謝です。それにご同行頂き、引率の総まとめと会計を一切お任せしてきっちりとお役を果たして下さった冨田先生にも感謝です。また現地で合流してお世話頂いた藤原先生にも感謝です。

また全員の印としてリボンや荷物の印を間違わないように付けるためのたすきなどを作って下さったボランティアの方や、車いすを手配して下さった人たちやそれぞれ助け合って手助けをして下さった人たち皆さんに感謝します。

また現地で優しくエスコートして下さった豪日協会キャンベラのスチュワート会長を始め、多くの触れあいのあった人たちの暖かさにも感謝しています。帰宅後もオーストラリアからの私たちに対する礼状なども沢山いただき、これまた会計報告などや喜びの声をメールにて32通皆さんに送らせて頂きました。そしてこの思い出を語り合おう、と言うことで8月8日にまた松阪にほとんどの人たちが集い、反省と思い出を和気藹々と語り合ってきました。

最後には、5年後も元気に第3回目の20周年記念旅行が出来ることを祈りつつ思い出を心にそっとしまって次回の企画を密かに夢に描いている人がいることを感じ取れました。

本当に貴重な思い出を作れたことに感謝一杯です。

一応取りまとめ責任者としてお役を頂きながら充分の事が出来ず、1人1人への配慮が欠けていたようで、誠に申し訳なく思い反省致しております。

協力頂きました豪NZ協会の人たちを始め、引率を引き受けて下さった人たち、これに関わって下さったご家族や知人やボランティアの人たち、本当にありがとう御座いました。



 
 
                  直線上に配置